ご依頼時の状況
埼玉県志木市にお住まいのK様
住宅展示場を見学して、営業マンに薦められるままにプラン作成と見積りの依頼。
計8社から営業アプローチがあり、週末の休みは各社との打合せで他は何もできず。
しまいにはどの会社がどんな工法?営業マンの区別もつかなくなる状態。
弊社の対応
各社の資料を分析し、一覧表にして比較しやすくしました。
お客様の住まいに求める優先順位を決めてもらい、これも箇条書きにして家族で共通認識していただきました。
時間的にも検討可能なのは3社までと決め、優先順位に近い提案をしている3社以外は早々にお断りさせていただきました。(後になればなるほど断るのが辛くなります。早いうちに断ってあげるのも営業マンの為です。)
3社に絞ったお陰で1社に掛ける時間も多くなり、より理解が深まったようです。
見積りの説明や値引きの条件などにもアドバイスさせていただき、無事に希望予算内で施工会社の選定ができました。
成功のポイント
各社の資料を分析し、メリットデメリットをわかりやすく一覧表にして判り易くした点。
早い時期で候補の会社を絞り、一社に費やす時間を多くした点。
各社の特徴をお客様の目線で明確にご説明し、選択しやすくした点。
ご依頼時の状況
千葉県浦安市にお住まいのH様
築13年、4棟建ての建売住宅で東日本大震災の液状化により地盤の沈下、境界塀の倒壊が生じる。震災後の給排水インフラの復旧と、境界塀の復旧を依頼される。
弊社の対応
地盤の沈下により、境界塀はもとより境界杭も最大10センチほど動いてました。
幸い建物は地盤補強杭があったため、大きな損壊を免れていました。
境界杭の移動については土地家屋調査士による測量を行い、地盤の補強策と境界杭の復旧プランをいち早く近隣のお宅にも提示し、早期に日常生活の基盤復旧が出来ました。
成功のポイント
震災後の復興に向けての団結意識の高い段階で周辺の合意を取り付けたことで、その後の助成金受給手続きがスムーズにいきました。
手続きが遅くなった住民の方は、予算の関係で徐々に審査が厳しくなったようで、工事費用の減額を余儀なくされたとも伺いました。
家づくりは一筋縄にいかないこともたくさんあります。失敗事例もご紹介しましょう。
ご依頼時の状況
東京都杉並区にお住まいのS様
現在の敷地で息子家族と二世帯住宅を計画とのことで、親世帯のご主人からの依頼で計画スタート。
弊社の対応
お客様がお考えになられたプランをベースに弊社で法令に照らし合わせて設計を行いました。親世帯のほうはスムーズに決まったのですが、子世帯のほうで意見がまとまらず、半年近くプラン打合せをしましたが、最終的に計画保留となってしまいました。
失敗した原因
後にご主人側の両親との同居に乗り気でなかった若奥様の意見があまり反映されていないことが、プランが決まらなかった原因だと判りました。
入居されるご家族全員からじっくりとお話を伺って計画を進めなかったことが悔やまれます。当事者同士では話しづらいことも私共のような第三者が介在することでうまくいくこともあります。
若奥様が相談しようと思えるスタンスが打合せの進め方に感じられなかったのだと反省しております。
家づくりは一筋縄にいかないこともたくさんあります。失敗事例もご紹介しましょう。
ご依頼時の状況
東京都品川区にお住まいのH様
都内で会社を経営されているお客様が新たに土地を購入して新築計画のご依頼。
候補地が既にあるとのことで、早速、建物のプランニングや資金計画をお手伝いしました。
失敗した原因
購入候補地の測量図を基に建築計画を進めていきましたが、住宅ローンの借り入れで問題が生じてしまいました。会社の決算書上で利益が出ていない申告となっていたため、そこが銀行の審査でネックとなってしまいました。
ご希望の都市銀行ではローンを組むことが難しいということで、他の金融機関をあたり、なんとか資金の手当てを行いましたが、ローンの金利が高くなったりでお客様のご負担が増えてしまう形となりました。また、予算も減額となったため、折角まとまりかけていた建物の規模も縮小せざるを得ませんでした。
資金の手当ては家づくりでの重要な要素のひとつです。
ヒアリングの段階でもう少し突っ込んでこちらが聞き出しておくべきだったと反省しております。